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正月気分がどんどん世の中から消えていきますね。俺らが子供の頃は、元旦、2日、3日は完全に商店は休んでました。お年玉もらって、欲しいものが買えるのに店が開いてない。そんなもどかしさも正月ならではの気分。今じゃ2日開店はどこでも当たり前になってますよね。元旦から営業のところも少なくないし。
今年の正月はLAでした。そりゃアメリカですから正月気分は日本以上にないわけです。アメリカ人は2日から仕事に行くし。
でも、今年はLAで日本以上の正月気分を味わうことが出来ました。それはウエストLAの名画座、Nuartという劇場のおかげ。Nuartのオーナーが日本の正月に造詣が深いのかどうかは知りませんが、年末年始は時代劇じゃ!と言わんばかりに「Samurai Festival」なるシリーズの上映がありました。
12月30日、31日は小林正樹監督の「上意討ち 拝領妻始末」。元旦、2日は同監督の「切腹」。3日、4日は岡本喜八監督ダブルフィーチャー、「大菩薩峠」と「斬る」。最終日5日は稲垣浩監督の「宮本武蔵」と黒澤明監督の「蜘蛛巣城」。大、大傑作ぞろいでシブすぎるセレクション。(まあ、元旦のめでたい日に大悲劇「切腹」を上映しちゃうセンスは日本人とちょっと違いますけどね。)時代劇キチガイの俺としては毎晩足を運びたいところでしたが、それは出来なかったので、師匠、岡本喜八監督の2本立てをバッチリ見てきました。
大きな銀幕でみる東宝スコープのシネスコは美しい!1950年代、60年代に撮られた映画は本当に映画館で見るべきものですね。テ レビ画面ではどうしても伝わらないディテールまでちゃんと撮られている。
約40年以上前に撮られた日本映画を新年早々大勢のアメリカ人が、若者からお年寄りまで、拍手喝采で見る姿は感涙ものでした。これが正月じゃないか!?サムライ映画で沸くのが!ニッポンよ、どうした!?ニッポンよ、どこへ行く!?ってだんだん長渕剛氏の歌のようになっちゃいましたが、2006年の年頭に傑作時代劇2本を劇場で見るチャンスに恵まれて、これは天国の師匠からのお年玉だった気がします。
2006年の出発は最高なり!
☆ 写真①は、Nuartのマーキー。「Sword of Doom」は「大菩薩峠」の英語題名。英語題名もかっちょええ。
☆ 写真②は、劇場ロビーで展示してあった「大菩薩峠」公開当時のポスター。欲しい! |