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このDLTとCD-Rを眺めながら俺の頭には6月から始まったプリプロのことが蘇ります。数々のミーティング、画コンテ作り、ロケハン、予算作り、オーディション、キャスティング、リハーサル、保険加入、機材確保、アメリカ映画俳優協会との契約・・・。
次に頭に浮かぶのは8月の撮影。炎天下、激しいスタント、殺陣、血糊、特殊メイク、3日間で116ショットという時間との戦い・・・。
ここまできちゃうと、記憶は自然とポストプロダクションに辿りつきます。テレシネでの興奮、編集、音響編集、アフレコ、効果音作り、DVDのデザイン、メイキングの制作、予告編の制作、初挑戦のCG合成による血飛沫・・・。
「一体どれだけの時間をこの作品に費やしたんだろう?」
「一体どれだけの人間がこの作品で動いてくれたんだろ?」
そんなふうに考えると、むちゃくちゃギュウギュウ詰めにされた俺らの情熱がこのちっぽけなDLTとCD-Rに入っているんだなと思い、「こ、濃いな。凝縮されてるんだぁ。」と俺は思わずつぶやいたわけです。
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