【だったら俺は凶悪殺人犯】



なんなんだ、日本は!?最近起きた子供の犯罪を全部「バトルロワイヤル」のせいにしようとしてないか!?

ネットで見ただけで、
『女児、映画「バトルロワイアル」DVD借りる
小6事件』
『小6同級生殺害:■■■さん「バトル・ロワイアル
ひどい」』
『戦慄・佐世保事件の波紋:バトル・ロワイアル 10代の心、なぜ捕らえた』
『「バトル・ロワイアル」の放送延期を決定』
というような記事が踊っている。
 

前回のコラムの続きじゃないが、「バトル・ロワイアル」は、たかが映画だよ。映画だけの影響で人は人を殺せるようになるわけ無いでしょう。そんなこと言ったら、俺はとっくの昔に死刑にされた超凶悪殺人犯になってるぜ。ビデオバブルの最盛期に映画小僧だった俺は、本当にいろんなものが見れたもの。しかもあの時期はスプラッターが流行った時期だからね。今考えるとよくもまあこんなモノを子供が借りれたよなと思うものをレンタルして見てたもの。血みどろ、残酷、残虐なんて当たり前。「エロ・グロ・ナンセンス」のオンパレードだった。でも俺は犯罪を犯したことも無けりゃ、警察のお世話になったことも無い。それはやっぱり俺の両親がちゃんと育ててくれたからだと思うんだよね。映画やマンガ、本やテレビ。影響、影響っていうけど、本来、子供に一番影響を与えるのは最も身近にいる大人である親たちなんだよね。

だから、ここで追求されるべきは、この小学校6年生の殺人者がどんな親に育てられたのか、どんな環境で育てられたのか、でしょう。たかだか2時間の映画がこの子の人格形成に与えた影響なんて、いままでの人生を一緒に過ごしてきた親とその人たちが作った家庭環境に比べたらまさに屁みたいなもんなんだから。

この考えはちょっと過激かもしれないけど、今回のような事件とか酒鬼薔薇事件(この時も犯人の少年がホラービデオのファンだったというのが犯罪の原因のように言われたよな)のような犯罪は、実際に残虐行為をした子供だけでなく、その親もとっ捕まえて良いんじゃないのか。精神鑑定で子供は本当のガイキチでしたって証明されれば別だけど、それ以外の場合、親も同罪だよ。監督不行き届きってヤツだ。

ところがプライバシーの侵害だとか、加害者の人権だとかに守られて、俺が言うような「正論」はあまり議論されない。その身代わりとして引き合いに出され、悪者扱いされるのが「バトル・ロワイアル」のような俗に言う「悪影響を与えた」メディアなわけ。

きっとこの馬鹿騒ぎを見て映画天国にいる深作監督は爆笑してるぜ。「お前ら、ホントに馬鹿だな」って。だってさ、「バトル・ロワイアル」をちゃんと見れば解ることだけど、本当に悪いのは国をダメにした大人たちだって描かれてるでしょ。そのツケを払わせられるのが子供たちだと。子供たちは、ダメな大人のシンボルとして描かれてる教師(ビートたけしさんの名演技)に殺し合いを強制されるんだから。
 

映画なんて娯楽を悪者にする前に、ダメな大人=親を無くすような社会を作らなきゃ、いつまで経っても子供の犯罪は無くならんでしょ。



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