【諸行無常】


大そうなタイトルですがね、そんな大した話じゃありません。最近感じるビデオ屋さんについてのお話。

つい5年6年ぐらい前に出た映画を見ようと思ってビデオ屋さんに飛び込む。すると無いんだよ、これが。もちろん大ヒット作じゃないんだけども、超マイナーカルト作ってわけでもない。中堅の作品が、無い。これはどうしたもんかって、若い店員さんをつかまえて聞いてみると「あ、その作品は先月まであったんですけど処理したんです」って答えが返ってくる。最近、妙にこれが多い。

つまりビデオやらDVDやらが毎月毎月たくさんリリースされるもんで、町の小さなビデオ屋さんじゃ店のスペースが追いつかない。だからそんなに話題にならなかった中堅の作品がどんどん処理されてしまうわけ。需要のある大作は残る。固定客のあるカルト作もまあまあ残る。でも時代と共に忘れ去られる運命にある「旬のもの」的中堅作は消え去る。

ま、ここで諸行無常と俺は思うわけです。諸々の行い常なるものは無い、と。
ちょっと話題になった役者が出てて、中々のキャリアの監督が演出してて、ビデオリリース当時は店頭にポスターのひとつやふたつが貼られていたような作品でもわずか数年でビデオ屋さん的には回転の悪い過去の作品になってしまいスペース確保のために処分される、と。


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