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胸が高鳴っていた。
窓の外は激しく吹雪いている。新幹線は確実に私を京都に運ぶ。
とある記事から奈良の山奥に今でも柳生の里があり、そこには剣豪・柳生十兵衛三厳の墓が現存している事を知った。以来、十兵衛の墓に参拝することが私の夢のひとつとなった。2003年の年末、わずかな日程で帰国することが出来た私はその夢を叶えるため奈良に旅立った。
JR京都駅で新幹線を降り、近鉄に乗り換え奈良へ向かう。車窓から見える五重塔が歴史の街に来た事を実感させる。
奈良駅から外へ出ると灰色の空が広がっていた。小雨がちらついている。寒い。新幹線から見えた雪、京都では降っていなかったので気を許していたのだが柳生の里では降っているかも知れない。
タクシーに乗り、柳生の里へ向かう。まるで時代劇に出てくるような景色の中を車が走っていく。【写真1】案の定、雪が見える。
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