【映画制作レポート 
第16弾

 

35mmのプリントが出来つつあります。これが大変な大きさなんです。(写真参照)35mmフィルムの1リールは最大で20分の尺しか収容できないので映画は何巻かに分けられる事になります。100分の僕の映画も6巻になりました。これはかなりの大荷物です。(鉄のケース に入っているので重いし。)

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昔の映画を見てると画面の右上にポッと穴が現れたりするのを見たことありませんか?あれは、映写技師の方々にもうすぐリールを変えてくださいというお知らせなんです。元々映画館には2つ以上の映写機があります。たとえば映写機AとBの2台があるとして、Aにリール1、Bにリール2をかけておいて上映を始めます。リール1の映像の右上に穴が出てリールの終わりが近づくと映写技師はリール1の終わりのタイミングに合わせ、映写機Bにかかっているリール2をスタートさせます。(このリール交換は観客に解からないようにやるのが絶対条件です。)それで、リール2が回っている間に映写機Aのリール1を巻き戻し、今度はリール3をかけます。で、映写機Bのリール2が終わるタイミングに合わせ、映写機Aのリール3をスタートさせます。と、やっていくのが35mmの映画上映スタイル。我々がゆっくり映画を楽しんでいる間、映写技師さんたちは大忙しなわけです。

長々となんで35mmフィルムは大荷物になるのかを説明してしまいましたが、この大荷物をしまうのが、これまた大変。映画プリントというのは気温の変化や湿度に弱い非常にセンシティブなシロモノなのです。ですから、気温・湿度を常に一定に保ったフィルム用の保管庫に入れる必要があるのです。
 

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僕も映画が完成する前にこのフィルム保管会社を決めておこうと、いろいろリサーチをしました。バーバンク空港の近くの会社がパラマウントとの専属契約を持っている大手でありながら、低予算映画も大歓迎というスタンスだったので、先日見学に行ってきました。(写真参照)フィルムとビデオ、録音テープなどが整然と並び、積み重ねられ、ここはまるで、「レイダース 失われた聖柩」や「Xファイル」のラストで出てくるアメリカ政府の秘密倉庫って感じでした。これだけのフィルムに囲まれると圧倒されて・・・さ、寒気がする・・・って、寒いんだこれが。それもそのはず、気温は常に15℃前後に保たれ、湿度は30%にコントロールされてるんです。
 

バーバンクって夏はむちゃくちゃ暑いんだけど、クーラーの電気代が大変だろうなぁなんて思いながら契約書にサインしてアカウントと作り、フィルム保管会社「Bonded Services」を後にしたのでありました。


     

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