【リアルタイム】


うーん。ちょっと、アコギな商売じゃねえか20世紀○ォックス・ジャパンさんよぉ。

ずーっと前のコラムで僕が絶賛した米テレビシリーズ「24」のシーズン1がやっと日本でDVD発売されます。が、かなりめんどくさい、しかもコストのかかるリリースです。全24話を集めるには、単品で1話から3話まで収録のディスク1(¥2500)、4話から13話収録のボックスセット①(¥9800)、14話から24話まで収録のボックスセット②(¥12000)で買わなきゃいかんのです。なんとトータルで¥24300!!高っ!アメリカのボックスセットは$59.99で全話収録だぞ。

でもね・・・、買ってください(涙)。ホントに良いから。泣いちゃうぐらい良いから。

アメリカではシーズン2のボックスセットが発売になりました。(僕は幸運にもフォックスのDVD販売ルートで働く友人からタダでもらっちゃいました。)早速、見まくりました。シーズン1のストーリー完璧度と比べるとちょっとマイナス点もある前半ですが、話のスケールとサスペンス度はアップしており、「映画を超えたテレビシリーズ」の面目は第2シーズンも保たれています。ストーリーは、LAで核爆弾を使ったテロが起こりアメリカは中東の国々と戦争突入を決意するが、我らがヒーロー、ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)だけが戦争を回避する秘密を追いかけていた!というもの。いろいろ書きたいんだけど、これ以上書くとネタバレするんでもう書けない。

今回、「24」シーズン2を見て改めて考えたのは「リアルタイム」というコンセプト。「リアルタイム、つまり「本当の時間」という映像の表現方法。「24」のウリは丸1日24時間の話を24話にして1時間1話で見せていくというものなんです(ただテレビなのでCMの時間を外すと1話正味45分強)。「リアルタイム」は僕もいつか挑戦してみたい映像スタイルです。

過去にもジョン・バダム監督が「Nick Of Time」という映画でリアルタイムに挑戦してました。マイク・フィゲス監督の「Time Code」は4台のカメラをリアルタイムで回して4つの映像をそのまま編集無しで見せるという実験的映画でした。ヒッチコック監督は「Rope」で編集無しの長回しでリアルタイムをやりました。当時は全編をワンテイクで撮れる長さのフィルムが入るカメラマグがなかったので、観客にリールチェンジを悟らせないブロッキングも興味深い作品です。

去年はNHKが技術協力したハイビジョン撮影のロシア映画「The Russian Ark」が全編ワンテイクのリアルタイムに挑戦してました。デジタル映像をカメラに取り付けたハードディスクに録画していくという技術を使ったそうで、リールチェンジ無しの純粋ワンテイク映画で度肝を抜かれます。(ただ、むちゃくちゃ多いエキストラを使ったシーンで素人エキストラ数人がカメラを見ちゃうのが超残念。監督としてはNG出したかったんだろうなぁ、でもNG出すと全部最初から撮り直さなきゃいかんからそれはプロデューサーに止められたのかなぁ、とかなんとか考えちゃいます。)

僕も完全ワンテイクのリアルタイム長編が撮りたいです。でも、これはものすごく特殊な映像表現なので、それに合う題材が重要ですよね。誰か面白いストーリー持ってませんか?


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